営業

入れ歯を作ったり、銀歯を作ったりする作業を技工という。

自分でかなりの技工はするのだが、技工士さんにお願いしているモノも多々ある。

 

今、お願いしている技工所は3つ。

それでも年に1.2回は新しい技工士さんの営業が来る。

今の技工士さんに不満があるなら変えようかなとも思うが、今のところ不満はない。(あるならとっくに変えてる)

 

ウチでお願いしている技工所は比較的料金は高い。

高いけど腕はいいと思う。

腕がいいと調整が楽。

調整がすぐに終われば患者さんを待たせない。

患者さんの負担が減るし、自分も多くの患者さんを診ることができる。

ストレスは少ないし、作り直しも少ない。

何百円かをケチるよりずっと良いと思う。

 

もちろん安くて上手いに越したことはない。

ただ安いところが見つかったからといって今の技工所を切ることはしたくない。

長い付き合いだし、今までも色々とわがまま聞いてもらってるからね。

(患者さんの希望に合わせて急ぎで作ってもらったりしてる)

 

で、昨日来た技工士さん。

年齢は60歳くらいだと思うのだが、一人で技工をしているそうだ。

「何かあれば宜しくお願いします。」と名刺を差し出す。

で、帰ろうとする。

 

え?

何が得意なの?

技工料金表はないの?

 

と聞いたらボロボロの鞄から技工料金表を出して

「一応あるんですけど、これより安くしますので...」と言う。

 

多分、どこかの歯医者のほぼ専属みたいな技工士さんだったのだろう。

で、その歯医者さんが高齢とかで辞めて、新しい歯科医院を探している。そんな感じだ。

結構、高齢の技工士さんはそういう人が多い。

(あるいは今の付き合いのある診療所の技工が減って他を探さなくちゃいけなくなったかである)

 

で、皆さん口を揃えて言うのが

「安くする」という台詞。

プロの仕事として、売りが「安い」って淋しくないか?

 

「他よりちょっと高いけど、絶対に良い物作りますんで!」

という営業は皆無である。寂しい限りだ。

 

ま、これは歯医者側にも問題がある。

昔ほど患者さんが来なくて、利益が少なくなれば経費を削減しようとするのは当然である。

保険診療なら報酬は統一されてるので、より安い材料、より安い技工料にしようと思うのは仕方あるまい。

 

院長には経営のセンスも求められるのだが、歯科医業は商売じゃないんだけどなぁ...と思う。

「金にならないものはやらない。」「金に困ってないからやらない。」

っていうのは自分の都合であって、患者さんの都合を考えていないし、そんな人ばかりになると世の中悪くなる一方だと思うのだが...

 

ということで腕に自信がある技工士さんの営業、お待ちしています♪

(医)聖湘会

よしだデンタルクリニック

 

電話 0465-43-4182

 

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土曜 9:00~18:00

 

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