ペット

 

スタッフが「三毛猫の子猫を拾ったので飼いませんか?」と言われたが断った。写真を見せてもらったら、すんごい可愛かったけどね。

そのスタッフは家にいっぱいペットを飼っている。猫、犬、蛇、熱帯魚、フェレットだかプレーリードッグだか、詳しくは知らないけど相当数いるようだ。

で、スタッフに俺がペットを飼わない理由を話す。
ペットの殺処分を減らすためにクラウドファンディングしたり、自分の家で預かったりする話は良く聞くけど、元々は「ペットを飼う」事を良しとするから起こる。
生き物で商売をしようとすれば、売り物にならない障がいがあるものや、柄が良くないものは排除される。ペットを買うのも人間のエゴだし、捨てるのも人間のエゴだ。

「じゃあ野良猫は?あのままだと死んじゃうよ。」という意見もあろう。巣から落ちた雛鳥を保護すべきか?の問いにとある専門家は「そのまま死ぬとしても、それは自然の摂理だから保護しないように。」と言っていた。もちろん保護しろ、巣に戻せという専門家も多いだろう。でも、それが鳥でなく蛇だったら?もっと気味の悪い生き物だとしても保護しようとするだろうか?見た目や人間に害があるかないかで判断するのであれば、それも人間のエゴだ。

子犬として産まれたときから人間に愛情一杯で育てられ、予防接種も受け、食べるものにも困らず、綺麗な服を着せられ、快適な環境で育てられ一生を終えるなら、それは犬にとって幸せな人生(犬生?)なのだろうか?
野良犬として一生を過ごし、毎日の食べるものにも苦労しつつ、病気にもなりやすく、不衛生な環境でありながらも自由に生きることは、それは犬にとって幸せな人生なのだろうか?

俺はどっちも不幸だと思う。

だからペットは飼わない。
子供の居ない寂しさを、伴侶を失った寂しさを埋めるためにペットを飼う人も多いけど、結局人間のエゴに付き合わされているに過ぎない。いくら仲良くやっていたとしてもペットの選択肢をなくしているのは事実だ。

人間は生まれながらにして罪を持つ。「業」である。
他の命を犠牲にすることにより、自らの命を長らえる。
菜食主義であろうが業は背負う。植物だって生き物であるし、人間は呼吸するだけで微生物を殺す。

俺自身も罪深い人間である。業以外にも様々な罪を犯してきたし、これからも犯すであろう。だから「不幸を生む」と分かっているペットは飼いたくない。

ペットを飼っている人には、罪を自覚し、最後まで全うしていただきたいと思います。

(医)聖湘会

よしだデンタルクリニック

 

電話 0465-43-4182

 

診療時間

平日 9:00~19:00頃

土曜 9:00~18:00

 

〒256-0806

小田原市小船172-12

 

小児歯科

ホワイトニング

インプラント

MTM(部分矯正)

訪問診療

訪問口腔ケア