「認知症をにんちしよう会」に参加しました

6月23日小田原生涯学習センターけやきにて行われた「認知症をにんちしよう会」に参加してきました。

朝8時半集合で、ミーティングからの会場設営。開始は10時から。それぞれの分担をこなしていきます。

午前中は日本一贅沢な認知症サポーター養成講座。医療、介護などから様々な職種の人が順番に講演をしていきます。認知症の基礎知識から、認知症の症状別の対応方法や、生活習慣、予防、認知症になってからも自分らしく生きるための方法など様々なテーマでの講演です。認知症にならないようにすることも大切ですが、認知症になっても安心なまちづくりも大切なことなんです。

そして午後は認知症の人から直接話を聞こう！ということで認知症の男性2人が認知症と診断されるまでの話、診断された後の生活について話を聞くことが出来ました。

「認知症になったことは恥ずかしくもなんともない」というお話でした。認知症の進行を遅らせる薬はありますが、治す薬がない現状で、「認知症になったらお終いだ（死にたい）」なんて話をする人も多いですが、認知症という病気と上手く付き合いながら自分らしく生きている人達の話は参加者にも「認知症」のイメージを変えるものだったと思います。子供達と一緒にギターを弾きながら歌う姿、職場の理解を得ながら体調に合わせて仕事を続ける姿は、自分も含めて将来認知症になるすべての人達に明るい希望となったのではないかと思います。ほぼ毎日訪問診療をしていて、毎日認知症の患者さんが来院されている今、もっと認知症を正しく知り、安心して暮らせるまちになるようこれからもできることをしていきたいと思います。